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zoom RSS 思い出の曲 〜オフコース 『生まれ来る子供たちのために』

<<   作成日時 : 2005/12/19 23:53   >>

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いよいよ、今週木曜日の深夜『クリスマスの約束』が放送される。
先日の収録で小田和正さんはこの曲を歌われた。
おそらくカットされることなくオンエアされると思う。

『生まれ来る子供たちのために』という曲は、オフコース時代の曲である。
最近では、SING LIKE TALKINGの佐藤竹膳さんや、Mr.childrenの桜井和寿さんが中心となって結成した
Bank Bandなどがカバーしている。
特にBank Bandのカバーは、11月に放映されたドラマ『火垂るの墓』のエンディング曲となったことから、
それまでこの曲を知らなかった人にも話題になっているようだ。
この曲は、1979年に発表されたアルバム『Three and Two』に収録されている。
シングルとしても、『さよなら』の大ヒットの後に発売された。
私が初めて聴いたのは、中学3年だった1983年のことである。

多くの過ちを僕もしたように
愛するこの国も戻れない もう戻れない
あのひとがそのたびに許してきたように
僕はこの国の明日をまた想う

オフコースの曲が本格的に好きになったのは、中学2年のことである。
以後、少ない小遣いをためてLPレコードを買ったり、FMラジオで特集があるとカセットテープに録音したりして、
何度も何度も聴いた。
愛や恋を歌った曲は何曲もあったが、この『生まれ来る子供たちのために』は少し違った。
他の曲以上に、ストレートなメッセージ性を感じたのだった。
とても心に残った。

ひろい空よ僕らは今どこにいる
頼るもの何もない
あの頃へ帰りたい

まだ中学生で関心が少しずつ芽生え始めた頃ではあったものの、世の中のことも、これからのことも、
まだよくわからなかった。
多感な10代だったり、私の周りの環境に変化があった頃だったりしたせいもあったかもしれないが、
社会が、時代が、大きく変わっていきそうな感覚を肌で感じた。
“価値観の多様化”という言葉を耳にすることが多くなった頃でもあったと記憶している。
高校受験で大学の付属高校に合格が決まると、「大学に行くなら歴史の勉強をしよう」とそのときから考えた。
当時はまだ漠然であったが、歴史を語り継ぐことが新しい時代に必要なことと思えた。

私が通っていた中学では、3月に生徒会誌が発行された。
様々な活動について書かれているのだが、後半は卒業前の3年生による“一人一言”が載せられる。
20文字程度で、各々メッセージを書いた。
ある者は好きな言葉だったり、ある者はそのときの思いを言葉にしたりした。
私は、「生まれ来る子供たちのために 何を語ろう」と書いた。
この曲の1フレーズを借用したのである。
少し格好つけて大人ぶったことを書きたかったこともあったのが、未来の自分に対するメッセージとして
このフレーズを残したかったのだった。

ひろい空よ僕らは今どこにいる
〜「生まれ来る子供たちのために何を語ろう」
何を語ろう

そして今、何が語れるのだろうか…。
あれから20数年、いろいろな出来事があった。
日本だけでなく、世界も大きく変わった。
良し悪しだけを基準にすべきではないが、良い面で変わったこともあれば、悪い面で変わったこともある。
「未来は、明るいもの」と信じていた子どもの頃。
あの頃の未来である今、信じたような明るさはあるだろうか?
もし、それが「ない」というなら、世の中が「過去」「現在」「未来」を別々に考えているからのように思う。
もちろん、他にも理由はあるだろう。
しかし、私はそう思うのである。
「過去」から学び、「未来」のために「現在」何をするか…。
私は、こうした考え方を持ちたくて歴史を学んだ。
そして、歴史は人々が紡いでいくものでもあると知った。

君よ愛するひとを守り給え
大きく手を拡げて
子供たちを抱き給え
ひとりまたひとり 友は集まるだろう
ひとりまたひとり ひとりまたひとり

自分に何が語れるのか、わからない。
何か語れるものがあるのかもわからない。
そもそも「語る」などと偉そうなことに、ためらいがある。
それでも、先人から紡ぎ託されたものを新しい人たちにも紡いでいってほしいと願う。
そのために、“大人”として何ができるのか考えなおしてみたい。
昨今、子どもが被害者となる事件が続いている。
こんな悲しいことがあってはならない。

真白な帆を上げて
旅立つ船に乗り
力の続く限り
ふたりでも漕いでゆく
その力を与え給え
勇気を与え給え

あの日、ステージで小田さんが歌うこの曲を聴きながら、思い出したり、考えたりした。


Three and two(紙ジャケット仕様)
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
クリスマスの約束

いままでたっぷり 約2時間 見ていました(^^)v
ここで知りました
ありがとう ウィンドさん(*^_^*)

でわ おやすみなさい.。o○
蘭摩瑠
2005/12/23 02:38
蘭摩瑠さん、いらっしゃい(^−^)
蘭摩瑠さんもご覧になったんですね。
この曲の場面でも涙が出ました。
いい番組でしたね(^−^)
ウィンド
2005/12/23 21:35
初めまして、曲タイトルで検索してお邪魔しました。

昨日のこの歌を口ずさみながら歩いていてやっぱりいい歌だとしみじみしていました。
ウィンドさんにとっても大きな存在の歌なんですね!
私はオフコースが解散してから知ったクチなのですが
この歌がお気に入りになったのは大人になってからですねー。
「君よ」が指す人物が、友や家族のことのようにも思えたり、
神様やマリア様のような存在にも見えたりするのが
この人のすごいところだと私は思ってます。

TBさせていただきたかったのですが、TB用のアドレスが見つからず・・・。
コメントだけでごめんなさい。
ameixa
2006/04/08 01:55
ameixaさん、いらっしゃい。初めまして(^−^)
この曲は、本当にいい曲ですね。
こうした曲が、20年前に作られたこと。
そして今も歌い継がれていることに感動を覚えます。
この曲から感じることは人それぞれだと思いますが、
受け取った思いを何らかの形でつなげていけると
いいですね(^−^)
私には「君よ」というのは、自分自身のことのように
思ったりもします。

TBは設定していないので、申し訳ありませんでした。
コメントだけでもありがたいです。
ありがとうございました(^−^)
ウィンド
2006/04/08 21:57

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