井の頭公園で思い出すこと。

一昨日、久しぶりに井の頭公園に寄った。
吉祥寺経由で帰ろうと京王井の頭線に乗ったのだが、
一つ手前で途中下車をしたのである。
井の頭公園は、いくつかある好きな公園の一つだった。
前回来たのがいつだったかは覚えていない。
それくらい、いつも気まぐれで寄ることが多かった。
〔井の頭公園〕駅の改札口を出ると、
公園の入り口はすぐだ。
以前来たときにも気がついたのかもしれないが、
改札口横にあった売店はなく、自動販売機が数機あった。
昔見たドラマで、売店があったことが印象的だったため、
変わった光景に少し寂しさを感じた。
公園内に入ると、 木々の葉が陽射しを遮る。
ぶらぶらと歩きながら、池のほうへ行った。
いろんな人が、ベンチで休んだり、お弁当を食べたり、絵を描いたり、
写真を撮ったり、楽器の演奏や露店を開く人もいた。
時間がゆるやかにすぎているように感じる。
井の頭公園には、小学生のときに遠足で来たり、お花見に来たりと、いくつか思い出がある。
特に思い出されるのは大学1年のときのことだった。
入学して2ヶ月、知り合ったばかりの友人たち5人と吉祥寺へ飲みに行った。
私が通っていた大学は神奈川県にあるが、繁華街からやや遠い。
地方から出てきた友人の一人から「東京らしいところへ…」とリクエストされた。
それでなぜ吉祥寺に行ったのかは覚えていない。
《大学生らしいこと=安く飲みに行く=それは吉祥寺で》
青春ドラマの影響で、そんな話題になったような覚えがある。
まだ、それほど酒の味がわかるわけでもない。
ただ“酒を飲む”ということで大人になった感覚を味わいたかった頃だった。
いい気分で酔い、店を出ると井の頭公園に行った。
気分は高揚し、新しい友人たちと一緒にいることが楽しく、いつまでも語り合い続けた。
気がつくと終電の時間を過ぎていた。
帰ろうと思えば歩いて帰れなくもなかったが、友人たちを置いていくことはできなかった。
そこで、始発電車の時間までオールナイトの映画館ですごす。
寝るつもりで入ったのにもかかわらず、仲間たちが寝ている中、
私は上映している映画を2本しっかり見た。
上映していた映画は、名取裕子主演の『吉原炎上』と陣内孝則主演の『ちょうちん』だった。
上映が終わり映画館を出ると、外は白々と夜が明けるころである。
しばらくすると駅のシャッターが開き、友人たちと別れた。
電車の中で一人になると不思議な気分になった。
家に帰ると、静かに扉を開き、静かに自分の部屋に入った。
初めての朝帰りだった。
井の頭公園に来ると、青春時代の1ページが思い出されるのである。
《大学生らしいこと=吉祥寺=井の頭公園》という連想は、ドラマの影響であることが大きい。
そのドラマとは『俺たちの旅』だった。
今から30年前に中村雅俊主演で放送された青春ドラマの名作である。
このドラマには、少し影響を受けたところがあった。
続きは、明日の【思い出の曲】にて。
俺たちの旅 十年目の再会
俺たちの旅 十年目の再会 [DVD]
俺たちの旅 十年目の再会 [DVD]
この記事へのコメント
高校に行くのに井の頭線や京王線を使ってたのに
そっちから井の頭公園は行ったことがありません。
中央線オンリーです。
吉祥寺っていいですよね~。
まだまだ新宿や渋谷ほど知らないけど、だからなおさら
何か面白いものがありそうな気がして、楽しいです♪
お勧めのお店なんかあったら教えてくださいネ。
ついでですが、実は、五社英雄映画が好きだったりします(*^▽^*)
「吉原炎上」もテレビで見ましたヨ~。
彼の映画はセンセーショナリズムが強いって感じもしますが、
女性の強さ、悲しさがわかりやすく描かれてたと思うんです☆
私も吉祥寺から井の頭公園へ行くことが多かったです。
7,8年前に井の頭公園駅で降りてみました。
ドラマで見た風景など懐かしさもあって、公園を通って吉祥寺へ
抜けるのが気に入ったんですよ(^-^)
店名を覚えてこなかったのですが、弁天様の方に公園に
隣接して、タイラーメンを出すお店がありましたよ。
また、吉祥寺の丸井の横から公園へ向かう道にあるお店は、
想像で「シェリーさんの好みなのでは?」と思ったお店が
何軒かありました(^-^)
五社監督作品は、私もわりと好きです。
おっしゃる通りだと私も思います。